住宅機器販売の仕事をしていますが、先日新築のお宅でトイレの水が流れないというトラブルがありました。 初めは市販のラバーカップでつまりを解消したらしいのですが、家を建てて半年もしないうちに5~6回もつまりが起きるとの事でした。 住宅会社に配管の勾配などの確認をしてもらいましたがきちんとされているようでした。そうなるとトイレの器具自体が不良品ではないかとの事で、わが社に問い合わせがあり確認を取ることになりました。 お話を伺うと使用方法に問題があることがわかりました。 住人の方は「大」「小」の洗浄ボタンをきちんを把握していなかったのです。 小水をした時はトイレットペーパーを流す場合でも「小ボタン」で流していたのです。 今のトイレはほとんどのメーカーが試行錯誤して開発した技法により超節水となっており、少しの水で流すことが可能な便器になっています。 しかし、「小ボタン」はあくまでも「小水」のみを流す場合です。 小水をしてトイレットペーパーも流すのであれば「大ボタン」で流さなければなりません。 その結果、便器内にはトイレットペーパーが残っていなくてもその先の配管には残ってしまっているのです。そういった使い方を繰り返すうちに配管の中にどんどん溜まっていき、結果つまりとなったわけです。 新築のおうちでしたので配管も新しく、都度のラバーカップで解消していたのですがこのままその使用方法で暮らしていたとすると、大変なつまりとなってしまうところでした。 早めに解消でき正しい使用で、その後は一度も詰まることなく生活されているようです。