祖父の家の片づけや遺品整理をしていた際、古い薬の箱を見つけました。それはシップの箱で、なんと二箱もありました。しかし、問題はその中身です。一つの箱から液体が染み出しており、嫌な異臭を放っていました。よく見ると、中身が分離して変質しているようで、家庭ごみとして処分するのは無理だと判断しました。
そこで、産業廃棄物処理業者に相談することにしました。電話をすると、女性の担当者が丁寧に対応してくれ、訪問の日時を設定してくれました。当日、指定した時間に現れたのは、防護服を身に着けた男性と、毒ガス対策が施された特殊なトラックでした。作業は非常に慎重で、シップの箱二つをビニールでしっかり覆い、トラック内の専用ドラム缶に収めていました。
その後、業者の方と一緒に「マニフェスト」と呼ばれる処理に関する書類を作成しました。この書類は廃棄物がどのように処理されるかを証明するもので、安心感がありました。作業が終わると業者は帰っていき、数日後に請求書が届きました。費用は約1万5千円。振り込みを済ませ、これですべての手続きが完了しました。
この体験を通じて、廃棄物の適切な処理の重要性を改めて感じました。特に、普通の家庭ごみとは違う危険物や化学物質を含むものは、専門業者に依頼することで安全と安心が得られると実感しました。確かに費用は掛かりましたが、それに見合っただけの対応をしてくれたと思います。意外な廃棄物が出てきてびっくりしましたが解決できてよかったです。